コロナで宅配取扱拡大など負荷増を考慮、最大5万円
ヤマトホールディングス(HD)は、新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がり、インターネット通販の利用が急増して宅配の荷物取扱量も拡大するなど業務の負荷が増しているのを踏まえ、グループの従業員にこのほど見舞金を支給した。
対象は配送のドライバーら約22万人で、フルタイム勤務の場合は原則5万円、パートタイムの従業員は勤務時間に応じた額をそれぞれ支払った。支給は5月末で、総額で約70億円に上るという。
ヤマト運輸の宅配取扱量は5月が前年同月比19・5%増に達したほか、営業所を定期的に消毒するなど新型コロナウイルスへの対応業務が続いていることもあり、ヤマトHDは見舞金で現場の従業員に感謝の意を伝えたい考え。
(藤原秀行)