23年めどに設備開発や実証実験、再生可能エネルギー供給機能も
JXTGホールディングスは6月12日、ドローン(無人飛行機)の自動離発着が可能な拠点「ドローンステーション」の開発・整備に向け、物流現場など向けロボット開発を担うスタートアップ企業のセンシンロボティクスに出資したと発表した。
センシンロボが手掛けるドローンの自動離発着支援システム「SENSYN DRONE HUB(センシン・ドローン・ハブ)」を活用し、2023年をめどに具体的な設備開発や実証実験を行っていきたい考え。街中にドローンステーションを展開し、ドローンの利用拡大を後押しする。
センシンにはJXTGホールディングス傘下で新分野への投資業務を担当しているJXTGイノベーションパートナーズを通じて出資。具体的な金額や出資比率は開示していない。
ドローンステーションは太陽光発電など再生可能エネルギーの供給拠点としての機能も持たせる計画。JXTGはセンシンと組み、インフラ設備点検や災害時の緊急物資輸送、警備といった分野でのドローン活用を促進していくことも検討する。
JXTGグループが中核に据えている石油事業は環境意識の機運が高まり、燃料需要の大きな伸びが期待しづらいため、新たな分野を開拓していきたい考え。
ドローンステーションのイメージ※クリックで拡大(いずれもJXTGホールディングス プレスリリースより引用)
(藤原秀行)