負荷少ないマテハン設備開発・提供継続を明記
ダイフクはこのほど、グループの環境対策の取り組み状況を報告した。この中で、2050年を見据えた新たな行動計画のビジョン策定を進めていることを明らかにした。
同社は現在、「ダイフク環境ビジョン2020」を推進、CO2の生産現場やオフィスからの総排出量を05年度比で41%減らすことなどを打ち出している。同社は新たなビジョンで今後さらに環境負荷の少ないマテハン設備などを開発・提供し、環境保全への貢献を続ける姿勢を明確に示したい考えだ。
同社は19年、経営トップの直轄組織「サステナビリティ委員会」を立ち上げ、気候変動対策などの施策を検討、決議している。現状は自社分よりも顧客の生産活動などに伴うCO2排出量の方が多くなっているため、同社が販売した製品を使用した際の排出量抑制に向け、マテハン設備などを環境配慮製品としていくことに注力している。
(藤原秀行)