熊本・南小国、通行止めで捜索開始の見通し立たず
豪雨に見舞われた熊本県小国町で7月7日、日本郵便の郵便物を運送する大型トラックが土砂災害に巻き込まれて転落した事故で、当該の車両は同13日時点も所在が見つかっていない。運転していたドライバーは自力で脱出して無事だったという。
同社などによると、トラックに積まれていたのは差出日が7月7日の定形外郵便物やゆうメール、ゆうパケット約2000通と、ゆうパック約140個。同県内から各地へ配達する予定だった。
トラックが同町内を走行していたところ、道路が崩落していた箇所から数メートル下に転落。ドライバーが脱出して警察に連絡し、翌8日に警察が現場を確認したが、道路がさらに崩落しておりトラックは土砂に埋まってしまっていたという。現場の道路周辺は通行止めのため、トラックを捜索できるようになる見通しは立っていない。
同社は行方不明となっている郵便物の差出人に順次連絡する予定。
(藤原秀行)