22年9月の稼働開始目指す、オムニチャネル推進
ワコールは7月16日、子会社のワコール物流が滋賀県守山市で運営している物流拠点「守山流通センター」を拡張すると発表した。2022年1月の完成、同9月の稼働開始を目指す。自社のEC成長強化と発送業務の効率化が狙い。
同センターは2006年に稼働を開始。主に国内の卸売事業の物流拠点として展開している。拡張で倉庫面積が従来の1・6倍、発送能力が1・3倍にそれぞれ増強できると見込む。延べ床面積は1万2000坪から1万9300坪へ広がる計画で、最新のマテハン機器も積極的に取り入れる予定。
一般顧客向けの配送業務はこれまで外部業者に委託してきたが、今後は内製化。ワコールの商品在庫を一元化し、同社が進めている店舗とECの連携など独自のオムニチャネル戦略をさらに推進できると期待している。
守山流通センターの増築完成後イメージ。中央の建物が拡張部分(ワコールホールディングスプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)