GLP投資法人、Jリート初の「サステナビリティー債」発行へ

GLP投資法人、Jリート初の「サステナビリティー債」発行へ

環境負荷軽減重視の物流施設投資などに充当、最大100億円程度か

JリートのGLP投資法人は、調達した資金を環境保全促進と社会課題解決の双方に充てる社債「サステナビリティーボンド」を発行する準備を進めている。実現すればJリートで初となる。

GLP投資法人は投資対象を物流施設に特化しており、物件供給スポンサーは日本GLPが務めている。サステナビリティーボンドで調達した資金は温室効果ガスの排出抑制に配慮するなど環境負荷軽減を重視した物流施設への投資に用いる計画。既にポートフォリオに組み込んでいる物件の環境性能向上や防災体制拡充などにも活用する可能性がある。

発行規模は最大100億円程度とみられ、GLP投資法人は9月中にも発行したい考え。償還までの期間は10年で調整しているもようだ。

サステナビリティーボンドは国内でJR東日本や東京地下鉄(東京メトロ)、商船三井、大林組、東京建物などが発行している。

(藤原秀行)

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