日本包装技術協会、自動梱包作業可能なシステム導入を評価
日本包装技術協会は10月9日、「日本パッケージングコンテスト2020」の受賞作品を公表した。
最高位の経済産業大臣賞には、佐川グローバルロジスティクス(SGL)とアルテック、王子コンテナー、王子ホールディングスの4社が「自動包装システム『Carton Wrap』を使用した輸送箱の最適化包装」で選ばれた。同システムはSGホールディングスが東京都江東区新砂に開設した大型物流拠点「Xフロンティア」内で、SGLなど4社が導入した。
同協会は授賞理由として「個々の注文ごとに梱包サイズを最適化し、自動梱包作業が可能なシステムの導入を行い、輸送効率改善、顧客の配送費低減に貢献した」と説明している。
主要な物流企業ではこのほか、経済産業省製造産業局長賞に、日立物流が「ワンウェイ段積治具」で選出。同協会は「段ボールによるワンウェイ試用、組み立て・折り畳みの容易性、安全品質面に配慮した治具を作成し、異形製品のユニットロードの積載効率の改善を図った」と評価している。
「Carton Wrap」(以下、いずれも日本包装技術協会ウェブサイトより引用)
「ワンウェイ段積治具」
(藤原秀行)