文科省支援の受託事業に採択、技術の研究実施
ドローン(無人飛行機)の機体開発などを手掛ける自律制御システム研究所(ACSL)は10月19日、文部科学省の先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)の支援を受け、国内4機関が実施する受託事業「風と流れのプラットフォーム」の「特定利用課題」に採択されたと発表した。
「風と流れのプラットフォーム」には海洋研究開発機構(JAMSTEC)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが参加。同事業では国内で稼働している6つの風洞施設と1つのスーパーコンピューターを公開し、産業界における風と流れに関する多様な利用ニーズへのソリューションを提供、新技術の開発を促進することを目指している。
ACSLはこうした設備を活用してコンピューターシミュレーションや風洞試験を実施。強風などの厳しい環境下でも安定した飛行制御が可能な物流用ドローンの開発を加速する。
ACSLの物流用ドローン(以下、いずれもACSL提供)
(藤原秀行)