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信号機のない横断歩道で歩行者、交通ルール通り「手前で一時停止」の車は全国平均2割にとどまる

信号機のない横断歩道で歩行者、交通ルール通り「手前で一時停止」の車は全国平均2割にとどまる

JAF目視調査、都道府県別では長野が72・4%と断トツトップ

日本自動車連盟(JAF)はこのほど、信号機のない横断歩道で道路交通法に定められた歩行者優先がどの程度守られているかの実態調査結果を公表した。

横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に手前で一時停止した車の割合は全国平均で21・3%だった。2019年の調査結果に比べて4・2ポイント上昇したものの、依然8割の車が止まっていない実態が明らかになった。都道府県別の数字では長野が72・4%と際立って高くトップだった。

調査は16年から毎年実施しており、今年が5回目。各都道府県で2カ所ずつ、全国計94カ所で信号機が設置されていない横断歩道を選び、今年8月12~26日の平日にJAF職員が目視で1カ所当たり50回の横断で一時停止したかどうかを確認した。調査対象となったのは9434台だった。

一時停止した割合は全国平均で調査開始の16年の7・6%から毎年上昇しており、4年間で13・7ポイント改善した。しかし、8割の車が法定の交通ルールを守っていないことも浮き彫りとなった。

47都道府県別では、長野に続いて2番目に平均の一時停止割合が高かったのが兵庫(57・1%)、その後は静岡(54・1%)、新潟(49・4%)、島根(43・2%)などと並んだ。しかしトップの長野とは2位の兵庫でも15ポイント以上差が付いており、長野の交通ルール順守ぶりが目立つ結果となった。全国平均の水準を上回ったのは12県にとどまっている。

逆に最も低かったのは宮城(5・7%)で、東京(6・6%)、岡山(7・1%)、富山(10・7%)なども低調だった。

道交法は横断歩道に近づいた車両に対し、横断する歩行者がいないことが明らかな場合を除き、手前で停止できるよう速度を落として進むとともに、横断しようとする歩行者がいる時には横断歩道の直前で一時停止し、横断を妨げないことを義務付けている。JAFは「横断歩道では手前で減速し、歩行者優先。横断者もドライバーに意思表示をしてほしい」と呼び掛けている。

(藤原秀行)

都道府県別の数字などはコチラから(JAFウェブサイト)

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