【新型ウイルス】ANAグループの国際貨物収入、20年度下期は498億円と上期並み想定

【新型ウイルス】ANAグループの国際貨物収入、20年度下期は498億円と上期並み想定

回復傾向継続を予想

ANAホールディングス(HD)が10月27日公表した2020年9月中間連結決算によると、航空貨物のうち国際貨物はベリー(旅客機の貨物室利用)とフレイター(貨物専用機)を合計したベースで貨物収入が0・6%減の508億円だった。ベリーは新型コロナウイルスの感染拡大による移動制限の影響で旅客便の運航が激減したが、フレーターは臨時便やチャーター便の利用が好調だったことなどから61・9%増と大幅に伸び、全体では小幅の減少にとどまった。自動車や半導体・電子機器などの関連輸送需要が回復傾向にあることが追い風となった。

国内貨物の収入は31・6%減の86億円だった。下期(20年10月~21年3月)の国際貨物は収入が上期とほぼ同水準の498億円を見込む。上期の回復傾向が継続するとみている。

(藤原秀行)※写真はANA Cargo資料より引用

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