関係閣僚会議で表明絵、ターゲット国設定も
政府は11月20日、首相官邸で農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議を開催した。
菅義偉首相は席上、日本が競争力を持つ産品を重点品目として選定した上で、それぞれの品目で輸出拡大のターゲットとする国を設定、輸出目標を定めるよう指示した。
併せて、目標達成のための具体策を取りまとめ、国が業界団体などをサポートしていくことが重要との認識を表明した。
政府は2030年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円へ引き上げることを目指している。今後、年内に策定する予定の輸出拡大戦略に重点品目などを盛り込む方向で調整を急ぐ。
菅首相は「次回の会議で、具体的な実行戦略を示していただきたい」と述べた。
会議に出席した菅首相と野上浩太郎農相(左から2人目)ら(首相官邸ホームページより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)