日本ユニシスが国内初、AIで小売店舗の棚チェックする新サービスを開始

日本ユニシスが国内初、AIで小売店舗の棚チェックする新サービスを開始

画像認識し品切れの有無など確認、人手不足対応と販売機会損失削減狙う

日本ユニシスは12月23日、AI(人工知能)が小売店舗の棚チェックを行う新サービス「RASFOR(ラスフォー)」の提供を開始したと発表した。

「マルエツ」「カスミ」「マックスバリュ関東」を展開しているユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスと共同で開発。スーパーの閉店後、ロボットが無人の店内を自律走行しながら商品棚の画像を撮影し、AIが解析することで、売価やPOPの使える期限、品切れの有無などを確認する。

自律移動走行制御システムは村田機械、画像・動画撮影制御はニコンシステムがそれぞれ担当。AI画像解析エンジンは日本ユニシスが手掛ける。

品切れの解消で販売機会損失を減らすとともに、人手不足への対応と業務のデジタルを図るのが狙い。日本ユニシスは「自律走行・自動撮影・画像解析の機能を搭載し、小売店の業務を代行するロボットが商品として提供されるのは国内初」と説明している。

今後は2021年6月までに商品の陳列状況を自動でつかめる「棚割実態把握機能」を追加する計画だ。


棚チェックの様子と主な機能(日本ユニシス提供・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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