20年通年は61・1%の伸び、コロナ禍でEC利用拡大
ヤマト運輸が1月7日発表した2020年12月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比18・6%増の2億5844万490個に上った。特に、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」は97・2%増の3033万8743個に達し、11月に続いて9割増と大きな伸びに達した。
新型コロナウイルスの感染拡大が契機となったEC利用拡大の傾向が依然続いている。宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は12・6%増の2億2810万1747個だった。
一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は4・8%減の6722万8554冊と落ち込みが続いている。
20年通年では宅急便全体が15・0%増の15億9921万7074個、ネコポスが61・1%増の2億536万2701個だった。
(藤原秀行)