三重・志摩~中部国際空港間の観光に活用想定
ANAホールディングス(HD)と中日本航空、名古屋鉄道、三重県は1月6日、長い滑走路を必要としない「空飛ぶクルマ」が実用化された際の飛行ルート策定に向け、ヘリコプターを用いた実証実験を同13、14日に実施すると発表した。悪天候の場合は同27、28日に変更する。
三重県志摩市の「志摩スペイン村」と愛知県常滑市の中部国際空港の片道約60キロメートルで1日1往復、ヘリコプターが飛行し、中部国際空港での航空機への乗り換えなどを実施。観光の用途として使うことを想定しており、実用化に向けた課題を探る。
志摩市と中部国際空港の間は高速道路を使うと移動に2~3時間を要するが、空路を使えば約20分と大幅に短縮できる見込み。三重県は空飛ぶクルマの活用を目指している。
実験に用いるヘリコプター(ANAHDなどのプレスリリースより引用)
(藤原秀行)