搬送ロボットや無人フォークと入出荷情報を連携、4月ごろのサービス開始目指す
シーイーシーとZMPは1月14日、物流現場の省人化・自動化支援に向けた技術開発で協業したと発表した。
シーイーシーが展開している「LogiPull(ロジプル)」のバース管理システムと、ZMPが手掛けている物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」シリーズを組み合わせ、新たなサービスを開発。トラックの入出庫情報と搬送ロボットを連携させることで、人手を介さず入荷・入庫から出荷に至る物流現場の効率化を実現する。
入荷時にトラックのバース到着を検知し、無人フォークリフトにバース位置と荷降ろしの情報を送信。入庫の際は無人フォークリフトが自動でトラックから商品を降ろして台車型搬送ロボットに積み替え、倉庫・工場内の格納エリアに荷物を自動で搬送することをイメージしている。
一方、出庫時は出荷予定時刻に合わせて出荷対象の荷物を台車型搬送ロボットがバースまで届け、無人フォークリフトが自動でトラックに荷物を積み込み出荷する流れを目指している。新サービスはまず台車型搬送ロボットとの連携から始め、2021年4月ごろの提供を予定している。
(藤原秀行)