コロナで旅客便のスペース減少、臨時便運航
成田国際空港の運営会社は1月29日、2020年の空港運用状況をまとめた。
旅客便は新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に移動が制限され、旅客需要が激減したため、国際線の発着回数と旅客数は大幅に落ち込み、特に旅客数は開港した1978年を除いて過去最低となった。
一方、貨物便は旅客便の運休・減便で貨物スペースが減少、臨時便を多数運航したため、06年以来の過去最高を更新した。
20年の国際線は、旅客便の発着回数が前年比前年比66%減の6万2326回と低迷。国内線も45%減の2万9427人と不振だった。半面、国際線の貨物便は53%増の3万7316回に達した。
航空旅客数は国際線が80%減の726万5507人、国内線も58%減の322万920人と厳しい状況だった。国際航空貨物量は4%減の195万8505トンと小幅の落ち込みにとどまった。
(藤原秀行)
資料はコチラから(成田国際空港株式会社ウェブサイト)