定期船で想定上回る輸送需要、航空運送や物流も好調
日本郵船は2月3日、2021年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正した。
売上高は昨年11月公表時点の1兆4600億円から1兆5400億円、営業利益は300億円から570億円、経常利益は700億円から1600億円、純利益は350億円から900億円にそれぞれ引き上げた。
定期船事業で想定を大幅に上回る輸送需要が生じ需給の逼迫が継続、OCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)の収支は想定を上回って推移しているほか、航空運送事業も供給スペース不足による需給の引き締まりにより収支改善が継続。物流事業は航空貨物取扱、ロジスティクスの両部門が好況なことなどから、予想を大きく見直した。
経常利益、純利益に続いて売上高と営業利益も前期(20年3月期)水準を上回る見通しとなった。
(藤原秀行)