CO2排出削減見込む
JR貨物は2月17日、西濃運輸と福山通運向けにそれぞれブロックトレインを運行すると発表した。
西濃向けには、3月29日に編成の一部を貸切で輸送する「混載ブロックトレイン」の運行を開始。名古屋貨物ターミナル駅~福岡貨物ターミナル駅間の約826キロメートルを走る。西濃がトラックで積み合わせ貨物を貨物駅に搬入、日本フレートライナーが列車に積載する。
編成は24両のうち西濃向けが16両、一般の利用が8両。積み合わせ貨物は1列車当たり31フィートコンテナ22個、20フィートコンテナ10個となる。西濃向けに混載ブロックトレインを運行するのは2往復目。CO2排出量を年間5722トン減らせると見込む。
福通向けには3月23日から、安治川口駅(大阪)~盛岡貨物ターミナル駅(約1088キロメートル)間で専用ブロックトレインを運行。20両編成で、1列車当たり31フィートコンテナ40個となる。CO2排出量の削減は年間1万3153トンと見積もっている。福通向けブロックトレインは4往復目。
(藤原秀行)