中部電力ミライズと三菱商事、宅配など生活関連サービス担う新会社を4月設立へ

中部電力ミライズと三菱商事、宅配など生活関連サービス担う新会社を4月設立へ

第1弾はコストコ店舗の総菜など配達、21年度中にスタート計画

中部電力傘下で電力の小売事業を手掛ける中部電力ミライズと三菱商事は2月24日、生活関連サービスを手掛ける新会社「中部電力ミライズコネクト」を共同で設立すると発表した。発足は4月1日の予定。

新会社は資本金12・5億円で、中部電力ミライズが51%、三菱商事が49%を負担。「生涯にわたってお客さまによりそう」をコンセプトに掲げ、中部電力ミライズが構築してきた一般家庭とのネットワークと、三菱商事が持つ多様な事業領域の経験を組み合わせ、お年寄りの見守りや子育て支援、宅配などを展開していくことを想定している。

まず会員制量販店大手コストコの岐阜羽島倉庫店(岐阜県羽島市)で取り扱っている生鮮食料品や総菜を消費者宅に届けるサービスを中部エリアで2021年度中にスタートする計画。配送は三菱商事と関係のある物流事業者に委託する。対象の店舗や商品などは準備増やしていきたい考え。

併せて、三菱商事グループのローソンと連携したサービスも準備しており、コンビニを軸とした複合店舗で見守りサービスの利用を受け付けたり、物流拠点として運営したりすることを視野に入れている。東京海上日動火災保険とタッグを組み、保険商品販売にも乗り出す方向だ。


新会社のロゴ(両社プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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