東京・大阪でフルフィルメントセンター6カ所運営
EC事業者の物流代行などを手掛けるイー・ロジット(東京都千代田区神田練塀町)が3月26日、東京証券取引所のジャスダック市場に上場した。同日の取引は公募・売り出し価格と同じ1500円の買い気配で始まった。
同社は2000年設立。インターネット通販の物流支援を包括的に担うフルフィルメントサービス、商品撮影や受注処理などを手掛ける運営代行サービス、物流業務のコンサルティングを主力事業に据えている。
現在は東京と大阪の本社、東京セミナールームに加え、物流拠点のFC(フルフィルメントセンター)を東京と埼玉、千葉、大阪に計6カ所展開。FCの総延べ床面積は21年1月末時点で3万7900坪(約12万5000平方メートル)に及ぶ。上場で調達した資金はFCの拡充などに投じる予定。
21年3月期の単独業績は売上高が26・8%増の106億3100万円、営業利益が2・5倍の2億1100万円、純利益が73・1%増の1億3200万円を見込む。
(藤原秀行)