接種会場確保も、安全性担保目指す
愛知県豊田市とトヨタ自動車、ヤマト運輸は4月27日、新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する接種会場確保や配送などで連携協定を同23日に締結したと発表した。5月30日の集団接種から3者がタッグを組んだ「豊田市モデル」の運営を始める。
ヤマトが持つ超低温帯での輸送技術を生かし、安全・安心なワクチン接種を担保するのが狙い。ドライアイスを用いずに超低温氷と専用容器を使った専用保冷箱にワクチンを収め、移送・保管を一貫して行うことで、超低温冷凍庫から取り出した後もワクチンをマイナス60度以下に保てるようにする。
併せて、トヨタの関係施設を接種会場として提供。トヨタから産業医を延べ約100人、看護師らを延べ約350人、会場運営スタッフをそれぞれ派遣する。
(藤原秀行)