再配達削減と入居者の利便性向上図る
神奈川県を中心に建設・不動産事業などを展開する工藤建設(横浜市)と、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を駆使した不動産のデジタルリノベーションを手掛けるライナフ(東京都文京区湯島)は5月17日、再配達問題におけるCO2排出量削減、入居者の利便性向上を目的に、工藤建設が管理する賃貸マンションにライナフが提供する置き配システムを順次導入すると発表した。
ライナフが、アマゾンの提供している専用機器「Key for Business」と、その他の宅配会社の置き配が可能な自社製品の「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を、工藤建設が管理するオートロック付きの賃貸マンションのエントランス部分に配備する。
「Key for Business」は、アマゾンが配達を委託しているドライバーが、配送する荷物を持っている時に限りオートロックを解除できる仕組み。今回、この「Key for Business」を使用した配達が先行して開始される。
「NinjaEntrance」は、その他の宅配会社の置き配を可能にする仕組みで、配送ドライバーのみが一時的にオートロックエントランスを解錠できるセキュアな入館方法によって、安全な置き配を実現する。
入居者はあらかじめアマゾンなどの配送設定で「置き配」を選択しておくことで、自宅玄関前などで安全に荷物を受け取れるようになる。
(ロジビズ・オンライン編集部)※イメージはライナフ提供