スタートアップのかもめやが世界初、香川で本土と離島結ぶドローン物流定期航路を8月開設へ

スタートアップのかもめやが世界初、香川で本土と離島結ぶドローン物流定期航路を8月開設へ

往復8キロメートル、注文受けた商品を当日配送想定

ドローン関連事業を手掛けるスタートアップ企業のかもめや(高松市)は6月3日、香川県三豊市の本土と沖合の粟島を結ぶドローン物流航路を2021年8月に開設すると発表した。

期限を設けた実証実験ではなく、長期定期航路として運用を始め、ドローンが瀬戸内海を越えて島の住民に日用品などの荷物を届け、過疎化が進む島の住民の生活をサポートする。

同社によれば、海を越えるドローンの長期定期航路は世界初という。ドローンは国産の産業用のものを採用する。

航路は往復で約8キロメートル。ドローン物流は午前中に粟島の住民が商品を注文すれば、その日の午後にドローンが粟島まで荷物を輸送。その後、島にいるスタッフが購入者の自宅まで届けることを想定している。


ドローンのイメージ


ドローン航路の概要(いずれもかもめや提供)

(藤原秀行)

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