佐川の飛脚宅配便、5月は0・7%減で15カ月ぶり前年水準割れ

佐川の飛脚宅配便、5月は0・7%減で15カ月ぶり前年水準割れ

BtoBはコロナ禍の影響から回復も、マスクなど衛生日用品の通販需要が剥落

SGホールディングス(HD)が6月8日発表したデリバリー事業の5月の取扱個数実績(速報値)によると、傘下の佐川急便が手掛ける飛脚宅配便は前年同月比0・7%減の1億400万個で、15カ月ぶりに前年実績を下回った。

新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだBtoBの荷物はほぼ例年並みの水準に回復。しかし、昨年コロナ禍で一時的に伸びたマスクなど衛生日用品の通販需要が剥落、トータルでわずかにマイナスとなった。

「飛脚ラージサイズ宅配便」などを含めた全体でも0・4%減の1億800万個となり、13カ月ぶりに前年水準を割り込んだ。

(藤原秀行)

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