飲料や自動車関連の保管担う
ニッコンホールディングス(HD)はこのほど、2021年3月期の決算説明資料を開示した。
この中で、3月末時点で継続している主な設備投資として、傘下の日本梱包運輸倉庫が大阪府茨木市と神奈川県厚木市で倉庫の開発を続けていることに言及した。
大阪府茨木市は2万4139平方メートルで今年12月の完成を予定しており、飲料などの保管を想定。神奈川県厚木市は1万6488平方メートルで自動車関連の保管を担い、22年6月の完成を計画している。
併せて、グループの日本陸送やイトー急行、中越テックも21年度中に順次完成する方向で倉庫の整備を進めていることを明らかにした。
また、21年3月期にグループで取得した用地は約13万1700平方メートルに上ったことにも触れた。
併せて、全国を対象に展開している建材などの長尺物・重量物をメーンターゲットとした混載貨物輸送事業の進捗状況を報告。本社の混載貨物部と全国24拠点が連携して混載を提供しており、事業基盤強化へ新たに6拠点の整備を構想していることに言及した。また、自社開発の貨物追跡システムによる管理業務簡素化などに取り組んでいることも説明した。
(藤原秀行)