岡山の倉庫会社と業務提携で事業エリア拡大
物流プラットフォームを運営するオープンロジ(東京・池袋)は11月30日、岡山県の倉庫会社と業務提携を行い西日本エリアに事業進出したと発表した。
中国地区に拠点を置くことで輸配送距離を短縮。EC事業者の物流コストを削減するとともに、本州・四国・九州地区への翌日配送を実現する。既にオーストラリア系越境EC事業者が導入しており、関西以西への1カ月当たりの輸送費を従来比で約2割抑えられると見込む。
トラックドライバー不足に起因する大手宅配事業者の運賃単価の値上げが進む一方、特に中小系EC事業者では物流コストの上昇が経営負担となっている。
オープンロジは商品在庫を複数の倉庫に分散・保管して出荷代行を担う「在庫分散サービス」を展開。倉庫から配送先までの距離を短くすることで輸送費の低減、車両の安定確保などといったラストワンマイルの効率化で実績を挙げており、今回新たに倉敷市の倉庫会社と提携することでサービスエリアを西日本へと拡大させた。
同日よりオーストラリアのマットレスメーカーで越境EC事業者であるKoala Sleep Japanが出荷を開始。オープンロジは同社向けに輸出サポートから国内倉庫の手配、越境ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」と連携した自動出荷までをワンストップで提供している。
(鳥羽俊一)
画像はオープンロジプレスリリースより