ビル間で米粉パスタと書籍を無事配送、今年末には商店街上空で再度計画
新潟市は6月12日、ドローン関連技術の開発などを手掛けるTOMPLA(トンプラ、同市)と連携し、ドローンを用いた配送の実証実験を行ったと発表した。同市は国内で初めて、都市部での同種の実験になったと説明している。
実験は新潟駅南口の複合ビル屋上から、別のビルの屋上までドローンが飛行。新潟県産の米粉を使ったパスタと書籍を無事届け、待機していた同市の中原八一市長が受け取った。
同市は年末に、市中心部の商店街で歩道の上空をドローンが飛行、荷物を運ぶ実証実験を再度行う計画を進めている。
政府は2022年度に、人口密集地で操縦者の目が届かない遠距離をドローンが自律飛行する「レベル4」を解禁することを目指しており、同市はそうした動きを踏まえて都市部上空のドローン物流の準備を進め、ドローン関連産業の同市への集積による経済振興につなげていきたい考えだ。
実証実験の様子(新潟市ホームページより引用)
(藤原秀行)