コロナ禍踏まえ、既存品の仕様変更
高分子化学製品メーカーのイノアックコーポレーションは6月16日、ワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys Cool NX(アイ・メディシス クール ネクスト)」を発売したと発表した。
同社が先日取り扱いを開始したマイナス20度下の輸送に対応したワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys Cool」の機能を強化し、マイナス40度の凍結庫に耐えうる仕様に変更した。
「i-Medisys Cool NX」は、
① 定温ボックス<外箱>
② EPSボックス<内箱>
③ 蓄冷剤
④ バイアルホルダー<検体収納板>
――の4点がセットになっている。
イノアックは以前より保冷/定温輸送用製品の開発・製造に携わっており、医療用は約10年前、食品用は約30年前から多様な製品を開発・製造してきた。
新型コロナウイルスの感染拡大という社会情勢を踏まえ、現在要求されている保冷機能を担保しつつ、短期間で大量の製造が可能なワクチン専用定温輸送システムが必要と判断、新製品の開発に踏み切った。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)