日系物流企業初、フォワーディングなど展開へ
日本通運は6月21日、中国・上海の現地法人「日通国際物流(中国)有限公司」が山東省済南市に事務所を新設し、6月1日に営業を開始したと発表した。
山東省は中国国内第2位の人口約1億人を有し、2020年の成長率は3・6%、21年は6%以上を目標としている経済成長が著しいエリア。省都の済南市はIT関連、医療医薬、重機産業が集積し、各産業別に応じた物流サービスの構築が求められていた。
5月26日に開所式を執り行うとともに、地元政府、物流関係者とともにシンポジウムを開催し、済南エリアにおける同社の事業展開や、中欧班列(中国と欧州を結ぶ貨物鉄道サービス)への取り組みなどを紹介した。
中国日通は、済南市に初めて事務所を新設した日系物流企業として、それぞれの輸送モード(海運、航空、鉄道、自動車)に応じたフォワーディングサービスおよびロジスティクスサービス(保税倉庫、一般倉庫、国内輸送)を推進。日本・韓国とも近い山東省というロケーションを生かし、海運、航空と鉄道輸送を組み合わせた複合輸送サービスの開発も進める。
名称 :日通国際物流(中国)有限公司 青島支店 済南事務所
所在地:山東省済南市高新区舜華路2666号 漢峪金融商務中心2区1号館405室
山東省済南市の位置
シンポジウムの様子
中国日通済南事務所
(ロジビズ・オンライン編集部)