医薬品の取り組み強化
日本通運は6月28日、現地法人のインド日本通運が4月を発効日として、同国のデリー、ムンバイ、アーメダバードの温度管理施設で医薬品の適正な流通に関する国際的基準「GDP(Good Distribution Practice)」の認証を取得したと発表した。
デリー温度管理施設入口
ムンバイ温度管理施設室内
近年、インドは「世界の薬局」を標榜しており、製薬工場はインド大都市の近郊に点在している。製薬業界はジェネリックを中心とした製薬企業が着実な成長を遂げている中、国内市場への投入に加えて輸出が急拡大しており、今後も活発化することが見込まれる。
インド日通は2019年にハイデラバードの国際航空貨物を取り扱う温度管理施設でGDP認証を取得、拠点運営を行っており、新たにGDP認証取得の拠点数を拡充した。今後は製薬工場が所在する他の地域においても、医薬品輸送のネットワーク拡大を進め、経営計画において重点産業と位置付ける医薬品の取り組みを強化する。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)