今秋に広島で実施へ、中山間地で住民の買い物支援狙い
置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を手掛けるYper(イーパー、東京都渋谷区南平台町)は6月29日、今年秋に広島県北広島町で実施を予定している自動配送ロボットの実証実験に投入する機体を公表した。
広島県が最新技術の実証実験を行う場として提供しているプロジェクト「ひろしまサンドボックス」の一環として行われた、スタートアップ企業から社会課題の解決につながる事業アイデアを募集するコンテスト「D-EGGS PROJECT」でYperが提案したAMR(自動配送ロボット)活用が採択され、実験を行うことが決定した。AMRを活用し、人口が減少して住民の高齢化が進み、輸送手段確保も困難になっている中山間地の買い物を支援するのが狙いだ。
Yperの提案は域でAMRを使い、地元のショッピングセンターから生鮮食品などを混載して制定場所に配送、住民をサポートすることを想定している。実験に際し、Yperと北広島町、ショッピングセンターを運営するコムズ(広島市)が6月28日、連携協定を締結した。
投入するAMRのイメージ(以下、いずれもYper提供)
実験の流れ
撮影に応じる(左から)Yperの内山智晴代表取締役、北広島町の箕野博司町長、コムズの重村俊幸取締役副社長
(藤原秀行)