川崎重工、LPGと重油の二元燃料運搬船をくみあい船舶グループに引き渡し

川崎重工、LPGと重油の二元燃料運搬船をくみあい船舶グループに引き渡し

環境規制強化に対応

川崎重工業は4月27日、くみあい船舶の100%子会社でシンガポールに本拠を置くKUMIAI NAVIGATION向けに、LPG(液化石油ガス)と重油の二元燃料で航行するLPG・アンモニア運搬船「AURORA GUARDIAN」(オーロラガーディアン)を引き渡したと発表した。

運搬可能なLPGは8万6700㎥で、従来の8万4000㎥から増強。併せて、アンモニアの運搬も可能にしている。川崎重工の8万6700㎥型LPG燃料推進のLPG・アンモニア運搬船としては12番目。



川崎重工が引き渡したLPG燃料推進機関を採用した船としては19隻目、LPG運搬船全体としては82隻目に達している。


「AURORA GUARDIAN」

今回引き渡した運搬船は、LPGとアンモニアを混載して同時に運搬することも可能。世界の主要LPGターミナルに入港できるよう全長や幅などの船体主要目を従来船型から大きく変えることなく、カーゴタンクの容積を拡大している。

主機からプロペラにつながる軸に軸発電機を搭載し、主機出力から船内電力を賄えるよう工夫している。軸発電機の稼働により通常航海中はディーゼル発電機を停止させ、少量のパイロット燃料を除き、完全LPG燃料航行が可能となり、より環境負荷を減らせると見込む。海運領域の環境規制強化の動きに対応する。

<主要目>

全長×幅×深さ 229.90 m × 37.20 m × 21.90 m
満載喫水 11.65 m
航海速力 約 17.0 ノット
定員 29 名
総トン数 49,561 トン
載貨重量 56,282 トン
貨物倉容積 87,081 m³
主機関 川崎- MAN B&W 6G60ME-C10.5-LGIP 1基
船級・船籍 日本海事協会(NK) / シンガポール
引渡日 2026年4月27日

(藤原秀行)※プレスリリースより引用

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事