収穫から最短6時間ほどで店頭に陳列見込む
ANAグループとイトーヨーカ堂は7月15日、航空便によるスピード輸送と地上物流が連携した「産直空輸」による試験販売を実施すると発表した。
これまで4回の実証実験を経てビジネスモデルを検証してきたが、今回はイトーヨーカドー店舗の改装オープンに合わせ、5回目の試験販売に踏み切る。
7月17日、18日の2日間に、川崎市の「イトーヨーカドー グランツリー武蔵小杉店」で試験販売を実施し、販売状況や利用者の反応を検証する。
地方空港に近い農家の採れたて農作物を旅客機の貨物スペースで羽田空港までタイムリーに輸送。空と地上の輸送手段の連携によって、収穫から最短6時間ほどで店頭に並べられるようにする。
さらに、例えば今まで6割程度の完熟具合で出荷していたいちごも、完熟状態で出荷することができるようになり、糖度と鮮度の高い状態で販売が可能。両社は既存の流通には乗ってこなかった農産物、首都圏ではなかなか出回らない希少品や、地方に眠る逸品なども扱えるとみている。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)