東京商工リサーチ(TSR)が12月10日に発表した「月次全国企業倒産状況」によると、11月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は前年同月比6.0%増の718件、負債総額は16.7%減の1212億7900万円だった。
産業別倒産件数は10産業のうち6産業で前年同月を上回った。このうち運輸業の倒産件数は50.0%増の24件で今年最多、また負債総額は423.68%の42億6800万円と大幅に増加した。倒産が目立つのはサービス業243件(24.6%増)、小売業99件(8.7%増)、製造業86件(16.2%増)。サービス業では美容業、印刷業、宿泊業などで倒産が増えている。
(鳥羽俊一)
画像はTSRウェブサイトより