保護の加工不要、現場作業負荷を3分の2に軽減見込む
トッパン・フォームズは8月24日、ICタグ表面にオーバーフィルムをラミネート加工し、擦過や紫外線から表面の印字を保護できる「オーバーフィルム一体型ICタグ」を開発、同日から販売すると発表した。
同社によれば、オーバーフィルムが一体となったICタグは業界初という。
従来のICタグは表面を物理的に保護する構造が無かったため、印字が擦過や紫外線などで消えてしまうリスクがあり、多くの現場では印字を保護するための透明フィルムを人手で貼付している。人手不足の中、現場における重ね貼りの作業は大きな負担となっていた。
管理対象へのICタグ貼付と、QRコードやシリアルナンバーなどの表面印字の保護を一度の作業で実現する、作業負荷が従来の3分の2に軽減できると見込む。
手軽な貼付作業で、屋外保管や管理対象物同士の接触、管理対象の洗浄といった過酷な環境下でも長期活用できるICタグを提供することにより、製造現場の固定資産管理や、医薬品の管理など、さまざまな現場のIoT技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)化に貢献したい考え。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)