4・9万平方メートル、23年1月末竣工見込む
日鉄興和不動産は8月26日、兵庫県尼崎市で近畿圏としては4カ所目となる物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)尼崎Ⅲ」の工事を開始したと発表した。トナミ運輸が入居する予定。
S造(一部SRC造)で地上6階建て、延べ床面積は4万9066平方メートルを計画しており、2023年1月末の竣工を見込む。
大阪市中心街から10キロメートル圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線の尼崎東海岸ICから約1キロメートル、中島ICから約4キロメートル、阪神高速道路神戸線の尼崎東IC、尼崎西ICから約5キロメートルに位置。関西圏全体を網羅する広域配送の物流拠点として想定している。
1階をSRC構造にして南北の両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能にするとともに、物流効率化にも寄与する施設となる計画。
BCP(事業継続計画)対策では津波・高潮を想定し受変電設備を嵩上げして設置、環境への取り組みは全館 LED 照明の採用に加え、年間発電量約1670キロワット時の自家消費型太陽光発電システムを導入、施設電力使用量の一部を再生可能エネルギーで賄い、施設の脱炭素化を促進する。
「LOGIFRONT尼崎Ⅲ」の完成イメージ(以下、いずれも日鉄興和不動産提供)
所在地
(藤原秀行)