荷主の集荷締め切り時間延長など実現
佐川急便と佐川グローバルロジスティクス(SGL)は8月31日、同じSGホールディングス(HD)グループで物流施設運営などを手掛けるSGリアルティが大阪府東大阪市で開発した「SGリアルティ東大阪」に新営業所を開設、9月1日に物流業務で連携を開始すると発表した。
SGリアルティ大阪は鉄骨造の地上4階建て、延べ床面積は7万8216平方メートル。佐川は「東大阪営業所」を移転・新設し、SGLも「東大阪SRC」を開設。前者は面積が1万7419平方メートル、後者は5万158平方メートルに達する。
SRC(佐川流通センター)として、配送機能と荷主企業の物流機能を同一箇所で運営、業務効率化と輸送のリードタイム短縮やエネルギー削減を図る。荷主企業の集荷締め切り時間延長などが実現できる見通し。
併せて、グループを横断して企業が抱える物流の課題解決をサポートするチーム「GOAL」が東大阪SRCを活用。保管や流通加工から全国への輸送まで包括的に手掛ける3PLを提供し、海外からの調達も支援、サポート内容の充実を図る。
「SGリアルティ東大阪」の外観
佐川の「東大阪営業所」
SGLの「東大阪SRC」(いずれも両社提供)
(藤原秀行)