都市部で輸送サービス実現目指す、第1弾は安全運航管理システムの実証実験へ
テラドローンは9月6日、三井物産、三井物産エアロスペースの両社と、滑走路を使わず垂直離発着が可能な「空飛ぶクルマ」の事業化に向け業務提携したと発表した。
第1弾として、ヘリコプターやドローン、空飛ぶクルマが同一空域で複数台飛行しても安全に運航管理できるシステム「エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム」の構築を目指し、2021年度中に実証実験を行う予定。将来は空飛ぶクルマを使い、都市部で輸送サービスを実現させたい考えだ。物流用途への投入も期待される。
同プラットフォーム構築に対しては、大阪府が補助を決定している。政府は2025年に大阪で開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、空飛ぶクルマを来場者の輸送に使い、技術力を世界にアピールすることを計画している。
プラットフォーム構築のイメージ(テラドローン提供)
(藤原秀行)