住民の利便性向上やCO2排出削減の効果探る
一般社団法人救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(東京都千代田区神田三崎町、EDAC=イーダック=)は9月5日、ドローン関連技術の開発などを手掛けるリアルグローブ(同)と連携し、熊本県阿蘇地方の小国町でドローン物流の実証実験を行うと発表した。
EDACはドローンなどの最先端技術を救急医療や災害時の救援などに使うことを目指して発足。同実験は環境省の物流脱・低炭素化支援に関する事業に採択された。
地方エリアでドローンを使って配送を行い、住民の利便性向上や配送時のCO2排出削減などの効果を見極める予定。併せて、ドローンで撮影した映像を遠隔から情報共有できるシステム「Hec-Eye」を物流用途に適用できるかどうかについても検証する。
実験では、既存の軽トラックによる移動販売を、ドローン配送に切り替えられるかどうかを実証する予定。
実験に投入する予定のドローン(EDAC提供)
(藤原秀行)