開発体制強化や販売チャネル構築図る
スタートアップ企業支援を手掛けるサムライインキュベートは10月20日、運営する投資ファンド「Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合」(サムライ6号ファンド)を通じ、自社開発のトラック運送管理システム「アセンド・ロジ」と業務改善を組み合わせた経営コンサルティングを提供するスタートアップ企業ascend(アセンド)へ追加出資を決定したと発表した。
ascendには今年3月にも出資を発表済み。前回と同じく、具体的な出資額は開示していない。
アセンド・ロジは月額料金で利用可能なSaaS(Software as a Service)形式で提供しており、取引先や経路、荷物種類別にそれぞれ案件の金額と実績を表示し、受注・請求業務を効率化。さらに、物流業務の管理に不可欠な売上利益、試算稼働率などのKPI(重要業績評価指標)を分かりやすく提示して売り上げ目標と実績の乖離状況を迅速に把握、事業計画の修正につなげられるよう後押しするのが柱。
ascendは調達した資金を活用して開発体制の強化や販売チャネル構築を進め、導入企業間の共同配送実現などを目指す。
サムライインキュベート・齋藤武仁Capitalist(左)とascend・日下瑞貴社長(サムライインキュベート提供)
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)