航空当局からオーストラリア企業が受注、共同で技術サポート担う
Terra Drone(テラドローン)は11月12日、ベルギーのグループ会社Unifly(ユニフライ)が、ブルガリア航空管制局Bulgarian Air Traffic Services Authority (BULATSA)のドローン運航管理システム「U−スペース」の開発に協力することが決まったと発表した。
オーストラリアの航空交通管理サービスプロバイダーFrequentis(フリークエンティス)が約100万ユーロ(約1億3000万円)で受注。ユニフライは技術サポートとして共同で開発を進める予定。
今回の開発は、2023年1月から施行される欧州規則に則り、欧州各国が急ピッチで導入を進めているドローンの安全な運用サポートが狙い。ドローンの無人運航技術U−スペースが完成すれば目視外のドローン飛行が可能となる。
今回の受注は民間航空や防衛、公共交通機関市場で70年以上の経験を持つFrequentisと提携して実現にこぎ着けた。ユニフライはFrequentisとタッグを組み、ブルガリア国内のドローン市場成長を中長期的にサポートする構え。
(藤原秀行)※ロゴマークはテラドローン提供