大和ハウス、岩手・金ケ崎で2万平方メートルのマルチテナント型物流施設着工へ

大和ハウス、岩手・金ケ崎で2万平方メートルのマルチテナント型物流施設着工へ

22年9月竣工予定、地元と災害時協力提供締結し支援物資一時保管などにも活用想定

大和ハウス工業は11月12日、岩手県金ケ崎町で12月にマルチテナント型物流施設「DPL岩手金ケ崎」の工事を始めると発表した。同県内では8棟目となる。

鉄骨造の平屋建て、延べ床面積は2万308平方メートルを計画しており、竣工は2022年9月15日、入居は同10月上旬の予定。東北自動車道の北上金ケ崎ICから約3・7キロメートルに位置している。

大和ハウスは同町の工業団地内で約7万8700平方メートルの敷地を今年1月に取得した。同施設や工場を3棟建設することを想定している。

最大6テナントの入居が可能で、1区画で約2700~4300平方メートルを予定。各区画に事務所を設ける。施設内にトラックバースを設置し、天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしができるようにする。

物流施設開発に併せて、同社は岩手県金ケ崎町と「災害発生時における物資集積協力に関する協定書」を同日付で締結した。DPL岩手金ケ崎を支援物資の一時保管や集積のための場所として活用することなどを盛り込んでいる。

同社は10月末現在、岩手県内で7棟、総敷地面積約17万7500平方メートルの開発している。


「DPL岩手金ケ崎」の完成イメージ(大和ハウス工業提供)

(藤原秀行)

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