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【現場取材、動画】スタートアップのロボデックスが長時間飛行可能な水素燃料電池ドローン公開、物流での活躍に期待

【現場取材、動画】スタートアップのロボデックスが長時間飛行可能な水素燃料電池ドローン公開、物流での活躍に期待

将来は2時間目標、複数箇所で実証実験へ

ドローン開発を手掛けるスタートアップ企業のロボデックス(横浜市)は11月30日、神奈川県茅ヶ崎市に構えているテスト飛行場で、水素燃料電池を用いたドローンをメディアに公開した。

水素を燃料に使うため飛行時に温室効果ガスを排出しない上、リチウムイオン電池を使う一般的なドローンより飛行時間を大きく伸ばせるのが特徴。ロボデックスは将来の目標として2時間の飛行時間達成を目指しており、物流などの領域で性能を発揮できると期待している。

2022年度に全国で積極的に飛行の実証実験を重ね、高コストの改善や安定して水素を供給できる体制の構築といった課題を解決して早期に実用化したい考えだ。


水素燃料電池ドローン

水素燃料電池ドローンの開発に当たっては、英国の燃料電池メーカー、インテリジェント・エナジーや帝人グループで環境・省エネ機器などを手掛ける帝人エンジニアリングと連携。小型の燃料電池や発電用水素ガスを充填する軽量のガスタンクをドローンに搭載している。

リチウムイオン電池を使う場合、現状では10~20分程度の飛行時間が一般的で、物流などの領域で本格的にドローンを普及させるには短いのが問題だった。ロボデックスが屋内で水素燃料電池ドローンの飛行実験を行った際は80分余りに達したという。機体をより軽くしたり、タンクの圧力をより強めたりすることなどで2時間に延ばせると見込む。

国土交通省の飛行許可に加え、高圧の水素ガスタンクを積んでドローンを飛ばすのに必要な経済産業大臣の特別認可も取得した。ドローン飛行に際して飛行許可と大臣特別認可の両方を取得したのは国内で初めてという。

現地で同日行ったデモフライトでは風が強い中、約30メートルの高さまで浮上した。

ロボデックスの貝應大介代表取締役は「リチウムイオン電池のバッテリーに比べればまだまだ飛行コストは高いが、バッテリーがたくさん必要で充電する時間や手間が非常に掛かることなどを考えれば、水素の方が楽になる」と説明。水素燃料電池ドローンは災害時に上空から迅速に被災状況を把握したり、救援物資を届けたりすることにも使えると意義を強調した。


ドローンに搭載する水素ガスタンク


貝應代表取締役

(藤原秀行)

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