位置や到着予定時間を可視化、顧客からの問い合わせ対応負荷軽減
トラックなどの車両運行業務最適化サービス「Cariot(キャリオット)」を手掛けるフレクトが12月10日、東京証券取引所マザーズに上場した。調達した資金はエンジニアの採用などに充てる。
2005年設立。情報システム開発などで顧客企業の業務DXを包括的に支援する「クラウドインテグレーションサービス」を展開、大手企業を中心に利用を伸ばしている。
Cariotは16年、利用した分だけ料金を支払うSaaS(Software as a Service)形式で提供をスタート。配送などに用いる車両の位置や目的地への到着予定時間を可視化し、顧客からの問い合わせへの対応の負荷軽減などを後押ししている。Cariotからの年間経常収益(月間ベースの数値を年間に換算したもの)は21年7~9月期の実績を基にすると2億6100万円に達する。
21年3月期の単独売上高は25億5900万円、経常損益は1億8600万円の赤字だった。22年3月期は売上高が33億3700万円、経常損益は1億7100万円の黒字に転じると予想している。
(藤原秀行)