最大16テナント入居可能、23年3月竣工目指す
米国系不動産サービスのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は1月25日、グループのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(C&WAM)が奈良県安堵町で新たなマルチテナント型物流施設「LF奈良」の工事を開始したと発表した。
地上4階建て、延べ床面積は約12万4000平方メートル。2023年3月の竣工を目指す。奈良県で初のマルチテナント型先進的物流施設となる見込み。
最大で16テナントが入居可能な設計を採用。最少面積約2000坪から1フロア最大約8000坪まで利用が可能。
西名阪自動車道の大和まほろばスマートICから約1.5キロメートル、法隆寺ICから約3キロメートルに位置。周辺は県内最⼤の⼯業団地、昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアで、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれると期待。計画地から30分圏内に約46万人の労働人口を抱え、雇用確保の面でも強みを持つ。
太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置、24時間対応の非常用発電機を備えるなど、BCP面にも注力する。
隣接地ではシングルテナント型物流施設も1棟、建設する予定。
「LF奈良」の完成イメージ(C&W提供)
施設名:LF奈良
所在地:奈良県生駒郡安堵町大字岡崎279番1外
敷地面積:約58,000㎡
延べ床面積:約124,000㎡
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2021年12月
竣工:2023年3月(予定)
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
設計・施工:大林組
(藤原秀行)