「ロジシティ」ブランド2棟目、23年3月竣工見込む
福岡地所は1月31日、福岡県古賀市で新たなマルチテナント型物流施設「(仮称)ロジシティ古賀青柳」を開発すると発表した。現地で1月26日に起工式を行い、建設工事に着手した。
新施設は地上4階建て、延べ床面積は4万9461平方メートル。同社の独自ブランド「ロジシティ」の案件としては2020年9月完成の「ロジシティみなと香椎ノース」に続いて2棟目。23年3月の竣工を見込む。
九州自動車道の古賀ICから約3.5キロメートル(車で約6分)、福岡ICから約12キロメートル(車で約20分)に位置し、九州全域をカバーできる立地。福岡空港や博多港からも30分圏内で、陸路輸送に加えて空路・海路輸送にも対応可能なのが強み。
1・2階と3・4階の各2フロアを2分割することで計4区画を組み合わせられるようにし、最小約3000坪から最大1万2800坪まで入居企業の用途に応じて柔軟な賃貸が可能な設計を採用する。
1平方メートル当たり床荷重1.5トン、梁下有効高5.5メートル、倉庫内柱間10.5メートルを確保。1階から3階に上るランプウェイを設け、1階と3階の各トラックバースに接⾞可能とする予定。1区画当たり荷物用エレベーター、垂直搬送機を各1基設置し、効率的な輸送を後押しする。入居企業の従業員専用ラウンジ(休憩室)も取り入れる。
外装の高断熱化や高効率照明器具(LED)の採用などで省エネを図る。建物屋根の耐荷重は将来、屋根全域に太陽光パネルを設置できるようにする。、CASBEE 建築Aランクなどの環境認証取得を目指す。
竣工イメージと立地(福岡地所プレスリリースより引用)
■概要
施設名:(仮称)ロジシティ古賀青柳
所在地:福岡県古賀市青柳町字新城105-36 他
敷地面積:23,233.80㎡(7,028.22坪)
延べ床面積:49,461.08㎡(14,961.98坪)
賃貸面積:43,757.49㎡(13,236.64坪)
構造/階数:SRC造・S造/4階建
着工:2022年1月26⽇
竣工:2023年3月(予定)
倉庫タイプ:常温マルチテナント型
設計・施工:株式会社竹中工務店
(藤原秀行)