5キロメートル圏内はロボットがお届け
中国のeコマース大手、京東集団(JDドットコム)は1月9日、同国の長沙、フフホトの両市に自動配送拠点「スマート配送ステーション」を設けたと発表した。配送ロボットが商品を積み込み、拠点から半径5キロメートル圏内の配送先に自動で届ける。
「スマート配送ステーション」(京東集団提供)
商品を届ける配送ロボット(京東集団提供)
「スマート配送ステーション」の動画(京東集団提供)
拠点のシステムは米ラスベガスで1月8~11日に開かれている世界最大の家電・技術見本市「CES」に出展している。
配送ロボットは最大30個まで搭載可能。目的地までの最短ルートを自ら割り出し、障害物を避け、信号を認識して走行する。顔認証システムを使い、正しい相手に商品を渡す仕組みだ。
拠点からの配送は現在、ロボットと通常パターンの2通りを採用している。同社は拠点がフル稼働した場合、1日当たり商品2000個を配送可能と見積もっている。
(藤原秀行)