大和ハウス、茨城・阿見で8.5万㎡のマルチテナント型物流施設着工

大和ハウス、茨城・阿見で8.5万㎡のマルチテナント型物流施設着工

最大8テナント入居可能、23年5月末竣工予定

大和ハウス工業株式会社は3月15日、茨城県阿見町でマルチテナント型物流施設「DPLつくば阿見Ⅲ」の工事を同日開始したと発表した。

地上3階建て、延べ床面積は8万4766平方メートルを計画。 最大8テナントが入居可能な設計を採用する。2023年5月30日の竣工、同10月1日の入居を見込む。


「DPLつくば阿見Ⅲ」イメージパース(いずれも大和ハウス工業提供)

同社は茨城県内でマルチテナント型物流施設「DPLつくば阿見Ⅰ-A」「DPLつくば阿見Ⅰ-B」(稲敷郡阿見町)やBTS型物流施設など合計11棟、総延べ床面積約50万平方メートルの開発を手掛けてきた(2月28日現在、施工中のものを含む)。

今回開発する「DPLつくば阿見Ⅲ」は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の阿見東ICから約1.2キロメートル(車で約3分)。圏央道から常磐自動車道のつくばJCTまで約12キロメートル(車で約15分)と主要高速道路にアクセスしやすく、交通利便性が高い場所に位置している。東京都心部まで約70キロメートル圏内にあり、成田国際空港まで約40キロメートルと国内外の基幹物流インフラへのアクセスに強みを持つ。

1区画の賃貸面積は約5700平方メートルから受け付け、小規模の物流事業展開を検討しているテナント企業のニーズにも対応する。

従業員約200人が雇用されると想定し、283台分の従業員用駐車場を用意する。1階には就労環境の向上のため従業員の休憩スペースを設ける。


「DPLつくば阿見Ⅲ」位置図

■建物概要
名称:「DPLつくば阿見Ⅲ」
所在地:茨城県稲敷郡阿見町よしわら2丁目16番3の一部
交通:首都圏中央自動車道「阿見東インターチェンジ」より約1.2km
敷地面積:50,043.51㎡(15,138.16坪)
建築面積:30,974.63㎡ (9,369.83坪)
延べ床面積:84,766.92㎡(25,641.99坪)
賃貸面積:76,885.50㎡(23,257.86坪)
構造・規模:鉄骨造・地上3階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計・施工:日本国土開発株式会社
着工:2022年3月15日
竣工:2023年5月30日(予定)
入居:2023年6月1日(予定)
総投資額:約125億円

(藤原秀行)

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