紙パなど全品目が落ち込みコンテナ・車扱ともに低調
JR貨物が1月16日に発表した「輸送動向について(平成30年12月分)」によると、当月の輸送量(速報値)は282万7000トンで前年同月(298万トン)から5.1%減少した。
紙・パルプや農産品・青果物など全品目で前年を割り込んだほか、東北線・函館線・道南いさりび鉄道線などにおける輸送障害および山陽線復旧工事の影響で171本が運休となった。
コンテナは5.0%減の188万3000トン。紙・パルプが国内需要の減少に伴う販売不振により東北・中国地区からの発送が落ち込んだほか、農産品・青果物は主要産地である北海道の夏季天候不順でタマネギ、ジャガイモ、生野菜などが減少。このほかエコ関連物資、食料工業品、化学工業品、化学薬品といった全ての品目で前年を下回った。
車扱は5.4%減の94万5000トン。石油が暖冬に伴い灯油を中心に需要が減少したため低調に推移、またセメントは定期修繕時期の変更および在庫調整により減送となった。
(鳥羽俊一)
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