ライオン、ドライバーの体調管理支援サービスを開始

ライオン、ドライバーの体調管理支援サービスを開始

リストバンド型デバイスで睡眠状態などデータを取得、運航管理者と共有して活用可能に

ライオンは4月21日、就業前の点呼時にドライバーの睡眠時間や疲労感の度合いといった体調に関する情報を運行管理者と共有、で安全な運転業務を支援するサービス「コンディションナビ」の提供を同日、開始したと発表した。

同社リストバンド型デバイスをドライバーが着用するだけで毎日の睡眠状態に関する項目(深さ、寝つき、睡眠時間、中途覚醒)を測定、可視化するシステムを開発した。システムを通じて測定結果から総合的に睡眠状態を評価し、サービス利用者それぞれの体調に合った内容のアドバイスをスマートフォンアプリで提案する。

同社は利用者はサービスを使い続けることで、自分の生活リズムに合わせた睡眠習慣が身に付き、安全な運転業務のサポートにつなげられるとみている。

併せて、体調管理をドライバー自身だけに任せず、運行管理者が朝の点呼時にドライバーの体調(睡眠/疲労感)データをPC管理ツールで確認、共有化することで、これまで曖昧だったドライバーの体調を定量的に判断、ドライバーと協力して体調を整えられるようにする。

PC管理ツールはデータ解析に基づき予測された漫然運転が起きるリスクが高い時間帯や、それぞれのドライバーのその日の体調に適した運行管理アドバイスを表示、朝の注意喚起に活用できるようにしている。

ドライバーが出庫した後は、着用したデバイスを通してPC管理ツールにより、運行管理者が各ドライバーの疲労度をリアルタイムに把握、出庫後の心配を軽減し、休憩取得の提案にも役立てられると見込む。

(藤原秀行)※図などはいずれもプレスリリースより引用

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